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 北海道和種馬は、通称「どさんこ」といわれています。[どさんこ]という言葉は、今では、北海道人、北海道生まれ、北海道製のもの例えばラーメンなどに広く使われるようになっていますが、やや小型のこの馬の通称から始まった言葉といわれています。
 昔は北海道には馬がいなかったと云われています。それでも、多分、1600年頃、北海道と本州の間の経済的な交流が活発になるにつれて、また、北海道内の経済活動が活発になるにつれて東北地方の南部馬が入ってきて、馬の利用が始まったものと思われます。今後、北海道の古代史の研究が進むにつれて北海道の馬の歴史も明らかになってくるかもしれません。
 
 北海道和種馬・どさんこは、現在、北海道内におよそ1,200頭程度が飼育され、主として乗馬用向けに生産されています。 どさんこは、従来、背中に荷物を背負って、物資を運搬することが仕事でした。200kgもの荷物を背負うこともできます。北海道の開拓はどさんこの背中で進められたと云っても過言ではありません。
 旅人を乗せて運んだり、こめ、みそ、すみ、まき、布団など生活物資やにしん、昆布など水産物の輸送、苗木など植林の資材など、なんでも、いわば現在の乗用車、トラックといった交通運搬用機械と役目は一緒です。現在のエネルギー源は石油ですが昔は、エネルギー源は馬だったといえるでしょう。
 皆さんが今使っている電気のあの鉄骨でできた送電線、山の中にも建設されていますが、鉄骨などの資材はどさんこが運びました。山深いダムなどの建設現場でも物資輸送に活躍しました。
 畑仕事や、造材など山仕事は、体格が小さいのであまり得意ではありません。それでも小規模な畑仕事はこなしました。
 今、背中でものを運ぶという仕事はなくなりました。しかし、どさんこは優秀な頭脳と強小型だが靱な体力を受け継いできています。最近、これが見直されて、ホーストレッキング、流鏑馬、障害者乗馬、ホースセラピーなどどさんこに
乗ることを中心にして注目を集めるようになってきています。
 一方、背中に荷物を積むという技術もわが国の伝統の貴重な馬文化として保存・伝承していかねばなりません。これは「駄載」といいます。方言では「だんづけ」といいます。この技術は遠く平安時代ころから、ひょっとしたら日本に馬が入ってきて以来の技術かもしれません。昔の絵巻物にもその姿が描かれています。しかし、今は、函館にしか残っていません。貴重な伝統文化なのです。左右それぞれ1本のロープで背中に荷物を積みます。このためには、人(技術)、馬、馬具が必要です。一つでも欠けると積めません。一つでも欠けると、日本から伝統の駄載技術が消滅すると云うことです。
 北海道和種馬保存協会では、どさんこの保存と活用のための活動をしております。是非、皆様の応援よろしくお願いします。
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